ベルギーといえばヨーロッパの西に位置する国で、日本ではオランダやルクセンブルグと合わせて「ベネルクス三国」のひとつとして知られています。
日本から遠く離れたこのベルギーも、南房総とちょっとしたつながりがあります。
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ヨーロッパの中核・ベルギー
ベルギーは西をフランス、東をドイツに接し、北側にはオランダ、南側にはルクセンブルグというヨーロッパの中枢をなす場所にあります。
さらに欧州連合理事会の事務局や欧州議会、欧州委員会などEUの主要な機関が首都であるブリュッセルに置かれていることから、「欧州の首都」と呼ばれることもあります。
また、ワッフルやチョコレートなどが有名で、日本からも多くの観光客やビジネスマンが訪れる、なじみ深い国のひとつとなっています。
南房総とのつながりとは
そのベルギーの北部、オランダにも近い場所に「ブランケンベルグ」という町があります。
ここは海に面した町で海辺のリゾートとしても知られています。
この「ブランケンベルグ」と南房総市は実は姉妹都市の関係。
ブランケンベルグ市と南房総市が姉妹都市となったのは平成7年のこと。
それ以来、ブランケンベルグ市と南房総市の間では様々な交流が行われてるようになりました。
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南房総の春の風物詩にも
出典:まるごとeちば
毎年南房総の春の風物詩としておなじみの「南房総フラワーマーチ」。
これは日本マーチングリーグやオールジャパンウォーキングカップなどが認定するウォーキングの大会。
毎年5キロから35キロまで様々なコースが設定されて、春の景色を楽しみながら南房総を歩くウォーキング大会として「美しい日本の歩きたくなるみち5百選ウォーク」の公式大会にも認められているイベントです。
この「南房総フラワーマーチ」は、実はブランケンベルグ市で行われている「ベルギーツーデーマーチ」の姉妹大会でもあります。
「ベルギーツーデーマーチ」もベルギーの春の恒例のイベントで、「南房総フラワーマーチ」と同様に2日間をかけてブランケンブルグ周辺を歩き回ります。
もともとは軍隊の大がかりな訓練としてスタートしたものですが、現在は春の自然を楽しめるのんびりしたイベントとしてベルギーの人々に人気です。
その「ベルギーツーデーマーチ」と「南房総フラワーマーチ」は姉妹大会ということもあり、それぞれの関係者が毎年お互いの大会に参加し、交流を深めています。
そういった縁もあって、現在では「南房総フラワーマーチ」の時期以外にも多くのブランケンベルク市民が南房総を訪れています。
特に市民交流が盛んで、そのひとつが南房総市とブランケンベルグ市の学生交流事業です。
これは毎年、南房総市の中学生と、ブランケンベルグ市の高校生がお互いの街を訪れてホームステイを行いながら、観光やそれぞれの国の文化を体験、言葉だけでなく文化や生活などを経験できる貴重な機会となっています。
20年以上にわたって友好関係を保っている南房総市とブランケンベルグ市。
今後もこの関係が次の世代に引き継がれることが期待されています。
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