出典:まるごとeちば
「勝浦朝市」は勝浦市で開催されている朝市です。
連日新鮮な海産物・農産物が並ぶ日本三大朝市のひとつで、四百年以上にわたる歴史を誇っています。
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400年以上続く勝浦朝市の歴史
出典:じゃらん
勝浦朝市が始まったのは天正十九年(1591年)のことだと言われています。
当時、勝浦城の城主だった植村泰忠が勝浦の農業と漁業を盛んにする目的で農産物や海産物の交換の場となる市を設けました。
植村泰忠は勝浦の発展の基礎を築いた人物と言われていて、その市が発展、やがて江戸にも勝るという活況を見せるようになります。
当時は10日ごとに上本町、仲本町、下本町と場所を移動して開かれていましたが、昭和62年からは月の前半を下本町通り、後半を仲本町通りと分けて行われるようになりました。
植村 泰忠(うえむら やすただ)
戦国時代から江戸時代初期にかけての武将、旗本。
植村氏は清和源氏の一流である摂津源氏の流れを汲む美濃源氏の嫡流・土岐氏の末裔を称する。
幼くして父・植村泰基を亡くし、三河国鳳来寺の大叔父・二位法印教円に育てられ、鳳来寺薬師別当となり、安養院と号する。
元亀3年(1573年)、三方ヶ原の戦いに僧兵を率いて徳川家康に加勢した。
戦後に還俗し、遠江国榛原郡内に領地を賜る。小田原征伐における武蔵国岩槻城攻略で親族の本多忠政と共に参戦し、武功を挙げ、家康の関東入りに従い、上総国夷隅郡勝浦3000石を賜り、関ヶ原の戦い後に2000石を加増され、勝浦を居所とし、それまでの勝浦城を廃城にし、勝浦の街の基礎を築いた。また、領民に市を開かせて、これが日本三大朝市に数えられる勝浦朝市のはじまりである。
子・泰勝は、大番頭にまで昇進し、4000石の加増を受け、計9000石とり、曾孫の忠朝は、さらに加増され、諸侯に列している。
勝浦朝市で楽しむ食べ歩き
勝浦朝市の見どころは数多くありますが、まず楽しみたいのが食べ歩き。
勝浦朝市では、歩きながら食べられる軽食を提供するお店がたくさん出店しています。
中でももっとも有名なのが「南蛮屋」。
こちらはわらび餅の専門店で、国産の本蕨粉を使用した独特の食感が人気です。
勝浦朝市はテレビなどで紹介される機会も多い場所ですが、そういったときにも「南蛮屋」のわらび餅は必ずと言っていいほど登場し、勝浦朝市には欠かせない名物となっています。
また最近人気となっているのが「港町ベヰカリ」。
勝浦なのにパン?
そう思われるかもしれませんが、こちらは天然酵母を使用した本格派。
あんパンやクリームパンなど、昔懐かしい味わいと軽い食感が食べながら朝市を歩くにはぴったり。
運がよければかつおのカツサンドに出会えるかもしれませんよ。
そのほか、勝浦朝市では手軽に食べられる魚の串焼きなどの屋台もあり、あれこれ目移りしてしまいそうです。
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朝食も楽しめる
勝浦朝市は朝6時からと非常に早い時間から始まりますが、そんなときにうれしいのが朝食を楽しめるお店です。
特に有名なのは「朝市新鮮広場」。
漁港のすぐ近くということもあり、魚を使ったメニューが大人気です。
しかも価格は非常にリーズナブル。
そのほかにも朝から勝浦の名物「勝浦タンタンメン」を楽しめるお店もあり、こちらも勝浦朝市を訪れたときにはぜひ試してみたい名物グルメです。
海鮮も干物も抜群の味
勝浦朝市には約70のお店が集まる活気あふれる朝市ですが、中でも人気となっているのは新鮮な魚介類や干物。
カツオを筆頭に、サザエやアワビなど新鮮な海鮮と、熟練の技で仕上げたアジやカマスなどの干物類は大人気。
持ち帰り用に大型のクーラーボックスを抱えて東京などから訪れるお客さんも少なくありません。
また勝浦朝市の中でぜひ買い求めたいのが農産物。
勝浦と言えば海のイメージが強い町ですが、温暖な気候を生かして周辺では数多くの野菜や果物が栽培されています。
農産物、海産物以外にもオススメしたいのが、お餅や団子、干し柿などの加工品。
露店それぞれで味や形が異なる、いかにもおばあちゃんの手作りといった品々は、誰にとっても懐かしさがこみあげてくる味わいです。
昼前にはほとんどの品物がすっかり売り切れてしまうという勝浦朝市、早めのお出かけがおすすめです。
勝浦に宿泊するならこちら
→じゃらん
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アクセス
勝浦朝市
住所:千葉県勝浦市浜勝浦(下本町朝市通り)、勝浦(仲本町朝市通り)
営業時間
06:00~11:00頃
定休日
毎週水曜日、1月1日
駐車場
墨名・出水市営駐車場
普通車 218台
大型車 4台
交通アクセス
車
うみほたる~圏中道市原鶴舞IC~墨名・出水市営駐車場(約90分)
電車
JR外房線勝浦駅下車~徒歩15分
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