
「ハクダイ食品」は南房総の食を語るうえで、決してかかせない老舗です。
ハクダイ食品は、「房総名物くじらのたれ」などを中心に、くじらの加工品などを豊富に取りそろえた南房総ならではのお店なのです。
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懐かしい味が勢ぞろい
出典:ハクダイ食品
ハクダイ食品があるのは南房総市千倉町。
内房線「千歳」駅を南に進んだ410号線沿いに位置しているお店です。
創業はなんと昭和三年。
南房総市が北海道の網走や宮城県の石巻、和歌山県太地町とならぶ捕鯨基地だった時代に誕生し、それ以来南房総の食文化をしっかりと守ってきました。
現在ではクジラはほとんど口に入ることはありませんが、ハクダイ食品では厳しい状況の中でもしっかりと伝統を伝えています。
特に人気なのは、南房総地方の名物「くじらのたれ」。
クジラのたれは江戸時代から親しまれているクジラ肉の加工品で、クジラの特製たれに付け込んでから天日に干したもの。
触感や味わいから「クジラのジャーキー」とも呼ばれています。
ハクダイ食品は、くじらのたれを作る工場の中でも一番古い歴史を誇っています。
ハクダイ食品のクジラのたれにはこだわりがあり、現在では三つのタイプが製造されています。
まず昔ながらの製法で硬めに干し上げ、わらで束ねた「くじらのたれ・わらタレ」。
昔ながらの味わいで、嚙むごとに旨みと懐かしさがにじみます。
二つ目は最近の好みに合わせて柔らかめに仕上げたソフトタイプ。
固いものが苦手なお子様や高齢の方でも食べやすいと評判です。
そして三つ目が、「くじらのたれ そのまま」。
こちらは本来焼いて食べる「くじらのたれ」をそのまま食べられるお手軽タイプです。
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多彩なクジラ料理が楽しめる
出典:ハクダイ食品
ハクダイ食品では「くじらのたれ」以外にも豊富な加工品が揃っています。
年配の方にとっては懐かしい味である「くじらベーコン」や、酢味噌や酢醤油で味わうあっさりとした「さらしクジラ」、珍味であるくじらの小腸「百尋」、関西ではおでんの具に使用される「コロ」など、クジラのすべてを味わうことができます。
特にその中でも人気となっているのは「クジラのさしみ」。
半凍結状態でスライスし、ニンニクやショウガで味わう「クジラのさしみ」はクジラを食べたことのない人でも味わいやすく、うま味たっぷりの料理です。
そのほか、ハクダイ食品では「クジラの竜田揚げ」や「くじらコロッケ」「くじらメンチ」「くじらカツ」などもそろっているため、クジラ初体験という人にはぜひオススメしたいお店です。
店内には飲食コーナーもあるため、購入したものをその場で味わうこともできます。
くじら以外にも美味いものがたくさん
出典:ハクダイ食品
ハクダイ食品の名物はクジラ料理やクジラの加工品ですが、それ以外にも南房総の食には欠かせない「地のり」や新鮮な魚介類を乾した干物なども充実しています。
特に「サバの文化干し」は大日本水産会会長賞に選ばれたこともあり、魚が好きという人にはぜひ一度味わっておきたいものが揃った名店と言えるでしょう。
ハクダイ食品を購入するなら
楽天市場
アクセス
住所:千葉県南房総市千倉町白子1539
TEL:0470-44-3608
FAX:0470-44-4880
営業時間 07:30~18:30
年中無休
交通アクセス
車
富津館山道富浦IC~ハクダイ食品(約30分)
電車
JR内房線千倉駅下車~タクシー~ハクダイ食品(約5分)
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