
出典:南房総市
「抱湖園」は南房総市の外房側に位置し、鴨川市との境界線にあります。
全国でも有数の花の産地にある抱湖園は「元朝桜(がんちょうざくら)」の名所として、広く知られている観光スポットです。
元朝桜は旧暦元旦の朝に咲くことから名付けられたといわれ、抱湖園の桜は地域初の花づくりで有名となった間宮七郎平が植えたと伝えられています。
まだ気温の低い2月初旬が見ごろとなり、下旬まで開催される「抱湖園の桜まつり」が有名
まつりの期間中には露店や琴の演奏が行われ、地域内外からたくさんの観光客が集まります。
子供から年配者まで幅広い層が参加できるまつりですので、2世代以上の家族で訪問してみるのもおすすめ
シーズン中にはピンクの桜に加えて鮮やかな黄色の菜の花も同時に咲き、思い出の写真やビデオ撮影にも最適の場所です。
抱湖園へ徒歩でアクセスする際は、最寄りのJR内房線「和田浦駅」から約25分
駅前は小さなロータリーが設けられているため、到着時間に合わせたタクシーがおすすめです。
主要道路となるのは線路を挟んだ先、海岸付近を通る国道128号「外房黒潮ライン」
シーズン中、周辺駐車場の混雑も考えられますので、公共交通機関を利用をおすすめします。
抱湖園は桜の名所ならではの豊富な自然環境にあり、元朝桜以外にも、菜の花などが周辺で栽培されていますので、お花が大好きなあなたに最高の散策スポットになりますよ。
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抱湖園(ほうこえん)
出典:まるごとeちば
抱湖園は、房総のお花栽培の発祥の地です。
抱湖園は、農業用の溜地を抱くように石を積んで作り上げたことから抱湖園と名付けられました。
南房総市和田町が全国有数の花の産地として知られる基礎を作ったのが最初に花作りに成功した間宮七郎平さんです。
花木の郷として取り組んだ場所が抱湖園があるところです。
1月末から咲く緋寒桜を筆頭に、椿、山茶花、梅、水仙などが次々に開花して桃源郷を思わせます。枇杷や蘇鉄など数10種が植えられています。
和田町随一の桜の名所として知られています。旧暦の元旦の朝に桜が咲くことから、元朝桜と呼ばれます。
引用:まるごとeちば
元朝桜(がんちょうざくら)
出典:南房総いいとこどり
抱湖園にある一番の目玉、元朝桜
南房総市和田町に花づくりを導入して成功させた、間宮七郎平という薬剤師が山を開拓して植えたものです。
元日の朝に咲くことから、元朝桜と呼ばれるようになったとされています。
間宮七郎平(まみやしちろべい)
生年明治26(1893)年10月19日
没年昭和33(1958)年9月25日
出生地千葉県
学歴〔年〕明治薬学校中退
経歴小学終了後、家の農業を手伝っていたが、19歳の時上京、苦学の末に薬剤師の資格を取得。
房総の温暖な気候と都会に近い地の利は花づくりに適していると思いつき、大正10年帰郷後、寒菊を育て、東京市街を大八車で売り回った。
翌年には赤花ダルマ豌豆を出荷、1俵が4円で売れたという。13年和田浦生花組合を結成、組合長となり、房総に花卉栽培を根づかせた。
引用:コトバンク
アクセス
抱湖園
所在地:千葉県南房総市和田町花園231
TEL:0470-28-5307(南房総市観光協会)
見ごろ:2月
交通アクセス
車
館山自動車道君津IC~房総スカイライン・鴨川有料道路経由~抱湖園(約60分)
電車
JR内房線和田浦駅下車 徒歩25分
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