「聖地巡礼」とは、通常は宗教や信仰について重要な意味意を持つ場所をめぐる旅のことですが、最近ではそれが転じてアニメやマンガなどの舞台となった風景や場所を探す新しい旅の形として注目されています。
その聖地巡礼は平成28年の「新語流行語大賞」にもノミネートされたことでも話題になりましたが、聖地巡礼は南房総でも盛り上がりつつあるようです。
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聖地の豊富な鴨川市
軽音楽部の女子高生たちがバンドを結成、その日常を描いたアニメ「けいおん!」。
映画化もされ、各界に多くのファンを持つことで知られているこの作品には、鴨川市の風景が登場します。
それが鴨川市の北風原地区の田園地帯。作品の中では、遠くまで続く田畑と山のつながる緑の風景として登場、鴨川市の豊かな自然の風景が作品に彩りを添えています。
同じく鴨川市が舞台となるのは平成24年から放送開始されたアニメシリーズ「輪廻のラグランジェ」です。
こちらは風景が登場するだけでなく、舞台がずばり鴨川市に設定、主人公たちが通う高校も「鴨川女子高校」と、架空の学校ながら鴨川の名前が冠されています。
「輪廻のラグランジェ」の場合には鴨川市と作品がタイアップ。
鴨川市には「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」が発足し、鴨川市民や在住者、出身者など限定のイベントなども頻繁に行われるなど鴨川市と制作サイドが協調を行い、作品の資料などが鴨川市に移設、保存が行われるなど強いつながりが保たれています。
そのため、各話のタイトルには「鴨川」の地名が頻繁に登場、作中には「おらが丼」などの名物も次々に現れていきます。
そのように鴨川市と深いつながりがある「輪廻のラグランジェ」には当然のことながら鴨川市の風景も数多く登場します。
「安房鴨川駅」や「鴨川シーワールド」、「魚見塚展望台」、「鴨川松島」など、鴨川を代表する観光スポットはもちろんのこと、何気ない海岸や街の風景など作品の至るところには鴨川市の各地の風景が登場、鴨川に縁のある人がみれば思わずにんまりしてしまうことでしょう。
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様々な作品で人気の「洲崎灯台」
アニメやマンガに登場する聖地の中には、複数の作品に登場する人気のスポットも存在します。
それが「洲崎灯台」。
洲崎灯台は房総半島で最西端に位置することで知られ、東京湾の玄関口を照らす灯台として有名ですが、この洲崎灯台は、平成18年に放送されたアニメ「ゼーガペイン」、平成26年に放送されたアニメ「失われた未来を求めて」のふたつの作品に登場します。
「ゼーガペイン」の場合には、洲崎灯台は最終話のエピローグの中で登場しますが、作品の中ではどの灯台なのかが明言されていないため、ファンの間では土地の自然環境や周囲の風景を元に様々な推測が重ねられ、現在では洲崎灯台との風景だということが定説になっています。
このほかにも、まだはっきりとはしていないながらも多くの作品に南房総をイメージしていると思われる風景が登場しており、今後も南房総の「聖地巡礼」はさらなる盛り上がりを見せていくと思われます。
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