南房総といえば海鮮料理のイメージが強いかもしれません。
しかし地鶏や豚など、南房総は肉料理も美味しい場所なのです。
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なぜ南房総は肉が美味しいの?
南房総は魚だけでなく肉も非常においしいエリアで、実は多くの養鶏や養豚が営まれています。
その最大の理由は南房総の気候にあります。
冬は温暖で夏もそれほど気温が上がらない南房総の気候は、人間だけでなくニワトリや豚にとっても非常に快適。
広い土地に恵まれていることもあり、ストレスを溜めることなくのびのびとした形で飼育することができます。
その証拠に、江戸時代には「暴れん坊将軍」でも有名な八代将軍の徳川吉宗が初めて乳牛の飼育を行った場所も南房総。
その伝統は現代にも受け継がれ、美味しい肉が生産されています。
南房総名物「房総地鶏」
南房総の肉と言えば、一番有名なのが「房総地鶏」です。
これは昭和62年に誕生した地鶏で、千葉県の養鶏試験場で飼育されていた「レッドラインロード」と「黄班プリマスロック」という軍鶏系の種の交雑によって生まれた鳥。
黄班プリマスロックは明治時代から親しまれていたニワトリで、肉質の柔らかさが特徴。
一方のレッドラインロードは全国で唯一、千葉県だけが保有している種類で、うま味がたっぷり含まれています。
「房総地鶏」は両親の長所を受け継ぎ、柔らかく旨みのある鶏肉が評判となりました。
さらに脂肪含有率も低いことから、ヘルシーな肉として人気となっています。
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知られざる豚肉王国・南房総
南房総は豚肉が美味しいことでも有名です。
地域では「房州もち豚」「名水もち豚」「南光ポーク」など様々なブランド豚が飼育されていますが、その中でも有名なのが「里見和豚」。
里見和豚は南房総の白浜地区で生産されている和豚で、広いスペースでのびのびと育てているのが特徴。
エサにもこだわり、麦やトウモロコシ、芋などを与えて健康的でストレスの少ない環境下で飼育されていることもあって、しつこい脂などが少なく、しっかりとした旨みが味わえると評判です。
里見和豚は西洋種同士の掛け合わせで誕生しましたが、現在の味となるには約一世紀以上の時間がかかったのだとか。
飼育数もそれほど多くなく、希少な豚肉として知られています。
「里見和豚」と並んで知られるのが「まほろばポーク」。
こちらは旧三芳村で飼育されていたブランド豚。
旧三芳村は三方を山に囲まれた環境で、育てられた豚は黒豚よりも柔らかいのが特徴。
さらに通常の豚肉よりも脂の融点が低いため、さっぱりと食べられるだけでなく脂肪が身体につきにくいという特徴もあります。
とんかつやしゃぶしゃぶなど、どんな料理にも最適の「まほろばポーク」ですが、特にオススメなのはホルモン。
脂の融点の低さから、しつこさを感じることもなく、ホルモンには珍しいさっぱりとした味わいが楽しめます。
南房総には、地元の肉を提供するレストランも多数存在。
魚だけではない南房総をぜひ味わっていただきたいです。
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