出典:ブーランジェリー・スルジェ
穏やかな海の町、館山に南仏の空気を呼び込んだ「ブーランジェリー・スルジェ」。
ブーランジェリーとは、フランス語で「パン屋」の事。
天然酵母を使用した焼きたてパンの他、可愛いケーキや焼き菓子も販売する、地元でも人気のオシャレなパン屋さんです。
中でも、地元のフルーツをふんだんに使ったスイーツや、全国的にも珍しい、生マンゴー酵母のパンがおすすめ。
房総の恵みを生かしたこだわりのパンを、ぜひご賞味下さい。
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太陽のパン屋さん
出典:ブーランジェリー・スルジェ
館山駅西口からほど近い、細い路地の一角にブーランジェリー・スルジェはあります。
道は狭いですが、4台分の専用駐車場もあるので車での来店も可能です。
オーナーは神奈川県出身の加瀬陽一さん。
東京・下北沢のパン屋「アンゼリカ」や、東京・西荻窪の「ムッシュソレイユ」などで約10年間修行を積み、2005年、27歳の頃に館山にブーランジェリー・スルジェをオープンしました。
店名の「スルジェ」は、ネパール語で「太陽」を意味し、ご自身の名前の「陽」にちなんだ、明るいイメージの店名にしたのだそうです。
お店のシンボルマークや、店内の壁にも太陽の絵が描かれています。
余談ですが、「ソレイユ」はフランス語で太陽を意味します。
修行時代を過ごしたムッシュソレイユへのリスペクトの念も込められているように感じられます。
館山産マンゴーを使った天然酵母のパン
出典:ブーランジェリー・スルジェ
スルジェでは、国内外のこだわりの小麦粉をブレンドし、パンの特性に合わせ、自家製天然酵母、ピュアウォーター「逆浸透膜ろ過水」、フランス「ゲランド塩」を使用してパンを作っています。
そんな中、近年話題となっているのが「マンゴー酵母パン」です。
マンゴー酵母パンを発案したのは、市内で無添加ジャムを製造販売している「館山フルーツ工房」の礒部克さん。
ジャムの原料であるマンゴーを加熱し、裏ごしして袋に詰めて置いていたところ、袋が破裂するほど発酵が進み、パンの香りがしたことがきっかけでした。
2016年6月、スルジェの加瀬さんに摘果した青マンゴーで酵母の培養を依頼したところ、予想以上に発酵が強く、美味しいパンを作ることに成功。
同年7月より、マンゴー酵母のみを使ったバゲット「アラシェンヌ」と、イースト菌と併用した田舎風フランスパン「カンパーニュ」の販売を開始しました。
マンゴー酵母のパンは、モチモチ感が強くなる為、フランスパンのようなハード系のパンに適しており、小麦の甘さと香りも際立つのだそうです。
ちなみに原料の摘果マンゴーを供給するのは市内唯一のマンゴー農家のパイオニア、森宅俊男さん。
市内の3人の力が融合して、廃棄される運命だった摘果マンゴーから「マンゴー酵母パン」という新たな特産品が生まれたのです。
生のマンゴーを活用した酵母は国内でも非常に珍しいものなのだとか。
マンゴー酵母パンの「アラシェンヌ」、「カンパーニュ」共に、お客様の評判は上々で、館山市もその将来性に期待しています。
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地元食材を堪能できるパンとスイーツ
館山産のフルーツや野菜を使用したパンやケーキが豊富なのもスルジェの魅力です。
いちごやいちじく、かぼちゃなど、季節ごとに美味しい旬の食材が使用されます。
濃厚な甘味のあるフレッシュないちごを使ったタルトや、ミルフィーユは特におすすめです。
サクッとした食感が美味しいデニッシュも、バニラビーンズの入った黄色いカスタードクリームの上に乗った真っ赤ないちごが映え、見た目にも鮮やかです。
人気の商品は売り切れてしまうことも多く、午後にはパンがほとんど無くなっていることもしばしば。
電話でお取り置きもできるそうなので、お目当ての商品がある場合は事前に確認してから向かうのが良いかもしれません。
太陽のように輝き続けるパン屋さんで、館山ならではの美味しい焼きたてパンとスイーツを、存分にご堪能下さい。
アクセス
住所:千葉県館山市北条2416-22
TEL:0470-23-1077
営業時間
8:00~19:00
定休日:日曜日
交通アクセス
JR内房線館山駅西口下車~徒歩3分
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