「魚見塚展望台(うおみづかてんぼうだい)」は鴨川市にある展望台です。
鴨川市内を一望できる非常に景色のいい展望台として、また鴨川有数の夜景スポットとして知られている場所です。
さらに最近では、恋人たちにも人気の場所となっています。
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魚見塚の歴史と由来
魚見塚展望台の高さは海抜約110メートルと、周囲に高い建物や山のない鴨川では突出した高さの場所にあるため、かつては漁師たちが沖合の魚の群れの場所や様子を確かめるための見張り場所として使われていました。
そのため、この場所は「魚見塚」と呼ばれるようになりました。
海に面して非常に見晴らしのいい魚見塚展望台は、三方に開けていることが特徴。
鴨川港を見下ろすと、港にある厳島神社の鳥居まではっきりと見下ろすことができます。
また鴨川の名勝として知られ、「新日本百景」にも選ばれている「鴨川松島」「仁右衛門島」も魚見塚展望台から眺めることができるため、魚見塚展望台に来さえすれば鴨川の主要な観光スポットをすべて目に収めることができる場所なのです。
それだけでなく、鴨川駅を周辺とした市街地や、勝浦の風景なども一望、山側に目を向ければ広がる田園と里山の光景も眺めることができるため、鴨川を最初に訪れるときにはまず魚見塚展望台に上って街の様子を眺めるというのも素晴らしい観光ルートになりそうです。
ちなみにこの魚見塚展望台があるのは「魚見塚一戦場公園」の一角。
「石橋山の合戦」で敗れて安房に落ち延びて来た源頼朝が地元の豪族との戦いに勝ち、再起のきっかけをつかんだ場所という言い伝えもあります。
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美しいライトアップが人気
出典:鴨川市
魚見塚展望台は美しい夜景スポットでもありますが、夜景以外にも人気となっているものがあります。
それが魚見塚展望台のライトアップ。
魚見塚展望台には地元館山市出身の彫刻家、長谷川昴による作品、女神像「暁風」が設置されていますが、夜間にはこの女神像のライトアップが行われます。
さらに、足元となる展望台のデッキには昼間の光を蓄積し、周囲が暗くなると光を放つ「蓄光タイル」がはめ込まれ、幻想的な雰囲気を盛り上げてくれます。
女神像のライトアップが行われるの午後9時からの1時間ほどですが、そのライトアップが消えた後の蓄光タイルも、淡い光を放つホタルの光のように美しいと評判です。
恋人の幸せを約束
最近では魚見塚展望台は恋人同士の幸せを約束する「誓いの丘」としても知られています。
これは魚見塚展望台の女神像「暁風」の前で恋人同士が誓いを立てると幸せになれるというもの。
誓いの証として、二人でフェンスに鍵を掛けると「幸せが未来に続く」として愛が成就するといわれています。
それが大きな評判を呼び、現在では安房鴨川駅前の観光案内所や一戦場公園などでは「誓いの鍵」が販売され、女神像の前のフェンスに鍵を掛けにくるカップルが後を絶たない人気の場所となっています。
アクセス
魚見塚一戦場公園センターハウス
住所:千葉県鴨川市貝渚3310
TEL:04-7093-1678
駐車場:55台(無料)
交通アクセス
車
館山道君津IC~房総スカイライン~魚見塚一戦場公園(約1時間)
電車・バス
JR外房線安房鴨川駅東口下車~日東バス「館山駅前行」八岡下車 徒歩20分
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