
「南房総蛍ファンタジア」は南房総の初夏の風物詩。
都会ではめったに見られなくなった「ホタル」が楽しめるだけでなく、南房総ならではの「海のホタル」の幻想的な光が体験できるイベントです。
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南房総蛍ファンタジアとは
出典:まるごとe千葉
南房総蛍ファンタジアは南房総市内で営業を行い温泉宿泊施設などで組織する「南房総温泉組合」が企画し、毎年恒例となっている初夏のイベントです。
会場となるのは関東最南端のリゾート施設として知られている「白浜フラワーパーク」。
白浜フラワーパークはその立地ならではの温暖な気候を利用して、関東で一番早く色とりどりの花が咲きみだれる花の施設として知られ、一足早い春を探しに来る人たちで大人気の施設。
施設からすぐのところにある豊富な貝殻が集められる「シェルビーチ」も格好の撮影スポットとして多くの人から好評を集めていますが、そんな「白浜フラワーパーク」のイベントの中でも人気を誇っているのが南房総蛍ファンタジア。
毎年、5月中旬から6月の下旬にかけての毎週の金、土、日曜には、白浜フラワーパークの中にある大ドーム温室の中でゲンジボタルを鑑賞することができるようになります。
ゲンジボタルはヘイケボタルに比べると環境の急変や水質の変化などに非常に影響を受けやすい生き物。
ゲンジボタルは、生命力があまり強い生き物ではないため、年々減少しているホタルなのです。
そのため、都会はもちろん、農薬が多く使われたり、ゲンジボタルの生育に欠かせない水路がコンクリートで舗装されたりしたことから農村などでもなかなか見る機会が少なくなりました。
南房総蛍ファンタジアでは、そんなゲンジボタルが元気に飛び交う姿を自分の目で確かめることができるのです。
そのため、南房総ホタルファンタジアは毎年好評。
南房総周辺だけでなく、東京をはじめ、関東一円から毎年大勢のホタル観賞目的の観光客が訪れます。
この期間は提携のホテルや温泉旅館に宿泊している人に関しては鑑賞無料となっているため、この時期を狙って南房総を訪問する人も少なくありません。
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海ホタルも楽しめる
出典:まるごとe千葉
「ウミホタル」といえば東京湾アクアラインのパーキングエリアの名前だと思っている人がほとんどですが、実は「ウミホタル」というのは歴とした生き物の名前です。
体長は約三ミリ程度と非常に小さな生き物ですが、この「ウミホタル」は外からの刺激を受けると青い光を放ちます。
南房総蛍ファンタジアでは、大地のホタルであるゲンジボタルだけでなく、海のホタルであるウミホタルも同時に鑑賞することができるのです。
大地のホタル・ゲンジボタルがうっすらとした黄色い光を放つのに対して、ウミホタルはブルーの幻想的な輝き。
この両方を楽しめるイベントは日本でも南房総ホタルファンタジアだけです。
めったに見られない二種類の淡い光はデートにもぴったり。
初夏の風物を求めている方にとっては、ぴったりのイベントです。
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