
「川上文代さん」は千葉県館山市出身の料理研究家。
フランスの三ツ星レストラン”ジョルジュ・ブラン” で修業を重ねたあと、自らの料理教室を主宰する傍ら、館山の食の魅力を伝えるために、「館山クッキング大使」としても活躍されています。
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目次
川上文代さんの華やかな経歴
料理研究家としての川上文代さんの経歴は非常に華やかなものです。
中学生のときに早くも料理に目覚め、地元の料理教室で主宰者である池田幸恵先生に中学生のころから4年間師事。
その後、料理専門学校としては名門として知られる辻調理師専門学校に入学します。
当時は料理人といえば男性というのが常識で、女性にとっては厳しい状況でした。
そんな中、川上さんは無事に学校を卒業。
辻調理師専門学校で勤務しながら、フランスの三ツ星レストラン「ジョルジュ・ブラン」での修業を重ね、ついには辻調理師専門学校の西洋料理部門初の女性講師となりました。
1996年に独立し、渋谷に料理教室「デリスドキュイエール」を開講。
豊富な経験とわかりやすい指導が人気となり、大勢の生徒が集まるだけでなく、現在までに多くの著書を出版、「きょうの料理」の講師をはじめ、メディアにも取りあげられ、現在では企業での料理開発や料理コンサルタントとしても活躍する存在となっています。
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川上文代さんと館山の関わり
出典:館山市役所
そんな華やかな経歴を持つ川上さんが料理研究家として活動しながら館山のPRを行う「館山クッキング大使」として選ばれたのは平成22年のこと。
川上さんは館山出身であり、以前から館山市からの依頼を受けて各地の公民館で親子クッキング教室を開催していたといった縁や、料理研究家として最初に料理を地元の教師から学び始めたといったこともあり、この大任を任されることになりました。
そんな川上さんがクッキング大使としてこだわっているのが「地産地消」です。
館山は海の幸がふんだんに取れる場所であると同時に豊かな農産物が収穫できる地域でもあります。
川上さんはそんな館山の魅力をたっぷりと使ったメニューを開発、神戸地区で獲れる「神戸レタス」や館山の春の味覚の代表である「菜の花・ソラマメ」などの食材をテーマに生み出した地産地消メニューは現在では90種類を越えています。
くわしいレシピは「川上文代の地産地消レシピ」として館山市のホームページで公開されているので、興味のある方や料理好きの方はぜひご覧になってみてください。
館山を食で盛り上げる
出典:館山市役所
また川上さんはご当地スイーツのプロデュースも行っています。
2016年に誕生したのが「いちじく寒天」。
いちじくは館山の名物としてはどちらかというと知名度は低いほうですが、実はどこの家でも昔から自然に庭に実るほどに館山の気候にぴったりと合った地元の果物。
川上さんはそんないちじくを使用して、これも館山の名物であるテングサを使用した寒天と合わせることで、館山商工会議所とともに館山らしいメニューを考案しました。
館山で大人気「親子クッキング教室」
出典:たてやま発見伝
2007年から毎年12月、館山市中央公民館と館山市健康課主催で、川上文代さんを講師に迎えた親子クッキング教室が開催されています。
毎年応募多数のため抽選になってしまうほどの大人気講座。
人気の理由は、川上文代さんが有名ということもありますが、親子クッキング講座を通じて、子供たちに良い変化を与えてくれるのだそうです。
例えば
- 「将来、川上文代さんのようになりたい」
- 「料理をつくることが大好きになった」
- 「家でも食事の手伝いをしたい」
など、とてもうれしくなる言葉が送られているそうです。
親子クッキング教室を受講した子供たちの中から、世界に通用する「料理人」が生まれる日が近いかもしれません。
じのもん野菜料理コンテスト
2015年から始まった「じのもん野菜コンテスト」。
このコンテストは、館山産の野菜の魅力を多くの方へ伝えるため、館山市の農産物直売所が連携した「アグリッシュたてやま」が主催。
特別審査委員として、川上文代さんが参加されています。
アグリッシュたてやまとは?
消費者の皆様に、新鮮・安全・安心な館山産の旬の農産物や加工品を利用していただくことで、館山市の農業を元気にしたいという思いから、市内の農産物直売所が連携して立ち上がった組織です。
正式名称は「館山市農産物直売所連絡協議会」です。
野菜、花類、果実、米、卵など、温暖な館山ならではの種類豊富な旬の農産物や、それらを利用した、味噌、漬物、惣菜などを市内各地の農産物直売所にて、皆様にご提供しています。
引用:館山市
食で館山を盛り上げている川上さん、これからもますますの活躍が期待されています。
川上文代さん公式ブログ
南房総・館山の魅力をたっぷりに伝えてくれています。
→川上文代の日々の食&旅日記!(アメブロ)
アクセス
住所:東京都渋谷区桜丘町9-17
TEL:03-5456-9071
FAX:03-5456-9072
渋谷駅西口下車 徒歩5分
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