日本に唯一ある海底神社(海中神社)が館山市に存在する!?

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「海底神社(海中神社)」をご存じでしょうか?

こちらは日本に唯一の海の中にある神社。

鳥居や本殿も設けられて、実際に参拝することもできる場所です。

もちろんこちらは単なる観光スポットではなく、由緒正しい神社なのです。

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海底神社の由来

日本でたったひとつの海底神社があるのは、館山市の波左間海中公園。

房総半島屈指の観光ラインである房総フラワーラインからすぐの場所です。

そこから沖合約600メートルの高根と呼ばれる海底に「海底神社」は存在します。海底神社が作られたのは1997年。

周辺のダイビングショップによって、ダイビング中の水難事故や海難事故の防止を願って作られました。

もちろん神社である以上は神様が必要。

そこで同じく館山市にある天比理乃咩命(あまのひりのめのみこと)を祀る洲崎神社から分社、全国でも非常に珍しい「海底神社」が生まれました。

海底神社の本殿は水深12メートルのところにあり、ダイビング中のダイバーが参拝に訪れます。また鳥居なども本格的。

水深18メートルの場所に作られた3.5メートルの高さがあり、最近では撮影スポットとしても有名になりました。

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恒例行事が人気

テレビなどで取り上げられることも多い「海底神社」。

海の底にありますが、年中行事なども行われます。

特に人気があるのは「初詣」。

毎年大みそかの二十三時五十分から元旦の午前一時十五分までの二十五分間、海中での初詣が行われ、初潜りを楽しむダイバーの参拝客が訪れます。

また海中にあるため痛みが激しい鳥居のしめ縄飾りの交換も有名なイベント。

ダイバーが長さ約八メートル、重さ約三十キロという巨大なしめ縄を交換する様子は壮観の一言です。

こちらでは海中神前結婚式などが行われることもあり、ダイバーの間では有名なスポットとなっています。

マスコットはコブダイ

海底神社で有名なのは周辺に生息するコブダイの「頼子さん」。

神社が生まれる前から周辺に生息する頼子さんは神社の主とも言われ、非常に人慣れしていることから参拝客に大人気。

波左間の海は東京湾と太平洋のちょうど潮目に位置することから一年中温暖で、コブダイ以外にも多くの生き物が生息。

三月から五月の時期はマンボウと遭遇する確率も高く、マンボウと一緒に泳げる貴重な経験ができそう。

また非常に透明度が高いため、サンゴなどを美しく観察することも可能です。

また夏になると多くのダイバーが訪れますが、そのお目当てになるのはジンベイザメ。

ジンベイザメは日本の近海ではなかなか見ることのできない生き物ですが、この周辺ではしっかりジンベイザメと一緒に泳ぐことができます。

グルメも楽しめる

波左間漁港は大きな港ではないため、全国的な知名度はそれほど高くありませんが、定置網漁が盛んで採れる魚の種類や量も非常に豊富。

特に夏に楽しめるサザエやイセエビは非常に人気があり、これを目当てに波左間を訪れる観光客も少なくありません。

また、年中楽しめる干物も非常に種類が豊富で味もよく、おみやげにするにも持ってこいです。

アクセス

波左間海中公園

所在地:千葉県館山市波左間1012

TEL:0470-29-1648

FAX:0470-29-1647

MAIL:o_hasama@mvc.biglobe.ne.jp

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