
「鯛の浦遊覧船」は、鴨川市中心街の東側約10kmに位置する観光スポットです。
鯛の浦は内浦湾内にある天然の鯛の生息地として広く知られ、マダイを中心にクロダイやメジナなどの魚が生息しています。
そんな天然の魚たちを観察できる鯛の浦遊覧船は、小ぶりの船で気軽に乗船でき、子供から大人まで幅広い層が楽しめる鴨川レジャーのひとつ
鯛の浦のタイは餌付けされているかのように、船を叩く音で近寄ったり切り身だけでも集まったりする特徴があり、漁船のような感覚でタイの泳ぐ姿が間近で見られるのが最大の魅力
鯛の浦は「鯛の浦タイ生息地」の名称で国指定特別天然記念物に登録され、釣りなどが禁止され、貴重な場所として手厚く保護されています。
周辺は港町のゆったりとした雰囲気があり、地元のお食事処や宿泊施設、観光スポットの誕生寺、鯛の浦祓山(はらいやま)遊歩道があります。
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目次
鯛の浦(妙の浦)
出典:鯛の浦遊覧船
鯛の浦(妙の浦)は、西暦1222年2月、日蓮聖人が誕生された聖地です。
歴史と伝説にいろどられた鯛の浦(妙の浦)は、奇岩・奇島・風光明媚(ふうこうめいび)な房総随一の景観です。
鯛の浦をはじめ、大弁天島・小弁天島・大黒島・鐘島・伊貝島・法の獄などのほか、生誕三奇瑞(さんきずい)のひとつである蓮華ヶ渕(れんげがふち)・相馬大作海上受難の旧跡等があります。
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それは、日蓮宗の開祖として名高い日蓮聖人が誕生したときにおこったと言われています。
誕生水(たんじょうすい)
日蓮聖人が産声を上げたとき、突然、家の庭先から清らかな清水が湧き出しました。
現在は、誕生時境内の一角に清水を祀った誕生水の石柱を見ることができます。
蓮華ヶ渕(れんげがふち)
近くの砂浜では、ときならぬ蓮華(れんげ)の花が海辺一帯に咲き誇りました。
以来、この砂浜は「蓮華ヶ渕」と呼ばれ、蓮華の花のように美しく輝く砂を「五色砂」と呼んでいます。
鯛の出現
日蓮聖人の誕生を祝福するかのように、海辺近くにマダイが群れをなして現れました。
この一帯に生息するタイは、日蓮聖人の化身・分身として尊信され禁漁が守られています。
大正11年(1922年)には国の天然記念物に、昭和42年に特別天然記念物に指定され手厚く保護されています。
引用:小湊妙の浦遊覧船協業組合
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特別天然記念物「鯛の浦の鯛」
鯛の浦(妙の浦)に生息するタイは、マダイが群れをなすことで知られ、「鯛の浦の鯛」として、国の特別天然記念物に指定されています。
大正11年3月(1992年)鯛の浦のマダイは天然記念物と指定されました。
その後、昭和42年(1967年)史跡名勝特別記念物「鯛の浦の鯛」として指定を受けました。
マダイの生態
マダイは、沿岸水域の岩礁地帯にすむ深海性の回遊魚で、大きいものでは体調1mにもなります。
マダイは、水深約30~150mの海底に生息するため、鯛の浦のタイように水深わずか10m~20mの場所に定住することは他に例がなく、いまだに解明されていないそうです。
鯛の浦遊覧船
鯛の浦遊覧船は、天然記念物「鯛の浦の鯛」を見るために遊覧してくれる船です。
一番の見どころは、タイなどの魚の呼び寄せです。
餌をまくのですが、たくさんの魚が遊覧船の周りを飛び跳ねるのはとっても感動的です。
一瞬なにが起こったのかと思うくらい、たくさんの魚たちが遊覧船の周りを飛び跳ねるのです。
遊覧船に乗り込んだ時は、大したことないのではないかと想像するのですが、魚たちが飛び跳ねる姿をみると、そんな気持ちは吹っ飛んでしまいますよ。
アクセス
所在地:千葉県鴨川市小湊183-8
TEL:04-7095-2318
FAX:04-7095-2869/3550
駐車場:なし
近隣の駐車場(2時間)
普通車:600円 マイクロバス:900円 大型バス:1200円
営業時間
4~9月 08:30~15:50
3月・10月 08:30~15:20
11月~2月 08:30~14:50
乗船料金
一般
大人950円 中・高・大学生 950円 小学生 480円 未就学 無料
一般団体(15名以上)
大人850円 中・高・大学生 670円 小学生 430円
障害者
大人480円 中・高・大学生 480円 小学生 240円
交通アクセス
車
館山自動車道 君津IC~房総スカイライン~鴨川有料道路~鯛の浦遊覧船(約70分)
電車・バス
JR外房線「安房小湊駅」下車
徒歩20分又は路線バス「興津駅行」誕生寺バス停下車 徒歩3分
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